日々、クライアントとお会いしているとこうすると良いのになぁとかこう考えると楽になるのになぁと思うことが多くあります。しかし、それが良い方法でも相手にはそうすることがしんどいことも多くあります。
お子様と関わりの中でもその様な時もあると思います。特に不登校や引きこもり状態にあったりするとつい、なんでこうしないのか、簡単なことでしょうと感情的になることもあります。そんな時はもう一度、誰の為に何の為に言っているのかを見直してみることも大事です。カウンセリングの中でも私自身自分自身の焦りに気づくことがあり、改めてクライアントのペースを意識します。保護者様ならその思いも強く焦る時も多いのではないでしょうか。ユングの言うところのグレートマザーは子供にとって愛の溢れる支えや基地であると同時に飲み込んでしまう恐ろしい存在でもあります。愛がある焦りにお気づきになった時はカウンセラーが道しるべとなり効果のある関わりができると思われます。